Windowsの大型アップデートを行ったあと、「動作が不安定」「前のバージョンに戻したい」と感じたことはありませんか?
そんなとき役立つのが“ロールバック”機能です。この記事では、ロールバック可能期間を最大60日に延長する方法をわかりやすく解説します。
🔍 ロールバックとは?基本の仕組み

Windowsでは大型アップデートの際、旧バージョンを一時的に保持する「Windows.old」フォルダーが自動作成されます。
このデータを使うことで、以前のバージョンに戻す(ロールバック)ことができます。
ただし、このフォルダーは通常10日で自動削除されてしまいます。
⏰ 通常のロールバック期間は「10日」

Windows 10/11ともに、デフォルトのロールバック期間は10日間。
それを過ぎると「以前のバージョンに戻す」ボタンがグレーアウトし、戻せなくなります。
この10日間を逃さないことが重要です。
🧭 延長できる最大日数は「60日」

実は、管理者権限で設定を変更すれば、ロールバック期間を最大60日まで延長できます。
これにより、アップデート後の不具合確認や互換性テストの時間を十分に確保できます。
💡延長設定は「アップデートから10日以内」に行う必要があります。
すでにWindows.oldが削除されている場合は延長しても効果がありません。
🛠 設定方法①:DISMコマンドを使う
最も安全で公式に案内されている方法が、DISM(展開イメージのサービスと管理ツール)を使う方法です。
▶ 手順1:現在の設定を確認
スタートメニューを開く
検索窓に「cmd」と入力して、「管理者として実行」をクリックする。

管理者権限でコマンドプロンプトを開き、以下を入力します。
DISM /Online /Get-OSUninstallWindow

「Uninstall Window : 10」と表示されていれば、現状の設定は10日間です。
▶ 手順2:延長する
続いて、希望の日数を指定して延長します(例:60日に設定する場合)
以下のコマンドを入力します。
DISM /Online /Set-OSUninstallWindow /Value:60

完了後、再度「/Get-OSUninstallWindow」で確認してみましょう。
「Uninstall Window : 60」と表示されれば設定成功です。
ちなみに、「Value:60」の部分の数字は60以下であれば自由に変更できます。例えば、「Value:30」にすると、30日に設定することになります。
⚠ 注意点とリスク
ロールバック期間を延長する前に、必ず以下のポイントを確認してください。
設定を行っても、条件を満たさなければ効果がない場合があります。
| 注意点 | 内容 |
|---|---|
| 延長設定は10日以内に行う必要あり | 期間を過ぎると「Windows.old」が自動削除され、延長しても意味がありません。 |
| ディスククリーンアップに注意 | 不要ファイル削除ツールで「以前のWindowsのインストール」が削除されると戻せません。 |
| 上限は60日 | それ以上は公式にサポートされていません。 |
| 一部環境で動作しない場合も | カスタムインストールや特殊構成PCではエラーが出ることがあります。 |
🔄 実際の復元方法(以前のバージョンに戻す手順)
ロールバック期間内であれば、以下の手順で簡単に以前のバージョンへ戻せます。
スタートメニュー → 設定 → システム → 回復 を開く

「次へ」をクリックする

「行わない」をクリックする

「次へ」をクリックする

「次へ」をクリックする

「Windows10に復元する」をクリックする

🔸 復元には30分~1時間ほどかかる場合があります。
🔸 データは基本的に残りますが、念のためバックアップを取っておきましょう。
✅ ロールバック期間を延ばすメリット
- 新バージョンの不具合検証がゆっくりできる
- 業務用ソフトの動作確認期間を確保できる
- トラブル発生時の保険になる
特にビジネス用途のPCでは、この設定をしておくことでリスクを大幅に減らせます。
💡まとめ:早めの設定がポイント
Windowsのロールバック期間は、初期設定のままだと10日間しかありません。
しかし、DISMコマンドを使えば最大60日に延ばすことが可能です。
大型アップデート後はすぐに設定を変更し、トラブルに備えましょう。



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