音楽ファイルを扱っていると、「WAVやM4AをMP3に変換したい」という場面はよくあります。
MP3は再生できる機器やソフトが多く、持ち運びにも便利な形式です。
今回は iTunes、VLCメディアプレーヤー、そして オンライン変換サイト を使った3つの方法をご紹介します。
それぞれの特徴や注意点も解説しますので、ご自身に合った方法を選んでください。
目次
1. iTunesでMP3に変換する方法(Windows)
iTunesは今でもWindowsで利用でき、音楽CDの取り込みやファイル変換に対応しています。

手順
- iTunesを開きます。
- 編集 → 環境設定 → 一般 → 読み込み設定 を開きます。
- 「読み込み方法」を MP3エンコーダ に変更し、音質を選択(192kbpsや256kbpsがおすすめ)。
- 変換したい曲をライブラリに追加します。
- 曲を選択→ ファイル→変換→「MP3バージョンを作成」 をクリック。
- 数秒後、ライブラリにMP3ファイルが追加されます。
- 右クリック → 「Windowsエクスプローラで表示」 で保存先を確認可能。
注意点
- Apple Musicのサブスク曲(DRM付きAAC)は変換不可。
- すでにMP3の曲は「MP3バージョンを作成」が表示されません。
2. VLCメディアプレーヤーで変換する方法(Windows / Mac)
VLCは無料のマルチメディアプレーヤーですが、変換機能も搭載されています。
CD音源や既存ファイルをMP3に変換可能です。

手順
- VLCを起動します
- メディア → 変換/保存(Macは「ファイル → 変換/ストリーム」)を選択
- 変換したいファイルやCDを追加します
- 「変換」を選択
- プロファイルで Audio – MP3 を選びます
- 出力先とファイル名を指定して「開始」
- 変換が終わると、指定フォルダにMP3が保存されます
注意点
- 曲情報(タイトル・アーティストなど)は自動では付かないため、後から手動で編集が必要です。
- FLACやOGGなど他形式への変換も可能です。
3. オンライン変換サイトで変換する方法
ソフトをインストールせず、ブラウザから簡単に変換できるのがオンラインサービスです。
今回使うサイト

手順(共通)
- サイトを開きます。
- 「ファイルを選択」でWAVやM4Aをアップロード。
- 出力形式を MP3 に設定。
- 必要に応じてビットレートなどを指定。
- 「変換」をクリック。
- 完了後、「ダウンロード」で保存します。
注意点
- 個人情報や録音データなど、機密性のあるファイルはアップロードしないこと。
- 無料版はファイルサイズに制限あり(例:50MBまで)。
- ダウンロードリンクは数時間〜数日で削除される場合があるので、早めに保存を。
- Wi-Fi環境推奨、大容量ファイルだと変換に時間がかかります。
まとめ
- iTunes(Windows):CD取り込みや変換に最適。
- VLC:形式の自由度が高く、動画から音声だけ取り出すことも可能。
- オンライン変換:インストール不要で手軽だが、セキュリティとサイズ制限に注意。
それぞれメリット・デメリットがあります。
音質重視ならiTunesやVLC、手軽さならオンライン変換、と使い分けると便利です。
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