長くWindowsを使っていると、知らないうちに動作が重くなったり、更新のたびに不具合が起きたりすることがあります。
私も以前、アップデート後に起動が遅くなり、再インストールを覚悟したことがありました。
しかし、DISMとSFCを組み合わせて修復したところ、再インストールせずに完全復活。
今では月1回のメンテナンスとして習慣化しています。
なぜこの修復が必要なのか?

Windows内部のファイルは、次のような理由で破損することがあります:
- Windows Updateの失敗
- 強制終了や停電
- ウイルス対策ソフトの競合
- ストレージのエラー
こうしたトラブルが積み重なると、「動作が遅い」「アプリが開かない」「起動に時間がかかる」といった症状に。
放っておくと、最悪は起動不能になるケースもあります。
だからこそ、DISMとSFCで中身を整え、復元ポイントで安全策をとることが大切です。
ステップ① 復元ポイントを作成して安全確保

まずは「万が一のための保険」として復元ポイントを作りましょう。
もし途中でトラブルが起きても、ここまで戻せるので安心です。
手順
スタートメニューで「復元ポイント」と入力して、「復元ポイントの作成」をクリックする。

「システムの保護」タブでCドライブが「有効」か確認します。

「作成」をクリックする。

名前を入力(例:2025-11-09_DISM-SFC修復前)して、「作成」をクリックする。

「復元ポイントが正常に作成されました」と表示されたら完了です。

✅ ワンポイント:復元ポイントの名前は「日付+作業名」にしておくと後から分かりやすいです。
次は、Windowsの中核部分を修復するDISMコマンドを使います。
ステップ② DISMコマンドでWindowsイメージを修復
DISM(Deployment Image Servicing and Management)は、Windowsの基盤部分(イメージファイル)を修復するためのコマンドです。
ここが壊れていると、SFCでも修復が効かないことがあります。
手順
スタートメニューで「cmd」と入力して、 「管理者として実行」をクリックする。

以下の順でコマンドを入力
DISM /Online /Cleanup-Image /CheckHealth
DISM /Online /Cleanup-Image /ScanHealth
DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth

| 操作 | 内容 | 所要時間 |
|---|---|---|
| DISM /CheckHealth | 破損チェック | 約1分 |
| DISM /ScanHealth | 詳細スキャン | 約10分 |
| DISM /RestoreHealth | 修復処理 | 約30分 |
※ 最後の /RestoreHealth が修復処理。ネット接続が必要です。
もしエラーが出た場合は、Windowsのインストールメディアを指定して実行できます。
DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth /Source:D:\sources\install.wim /LimitAccess
結果メッセージの見方
| 表示内容 | 意味 |
|---|---|
| コンポーネント ストアは破損していません | 正常 |
| コンポーネント ストアは修復できます | 軽度の破損(修復可能) |
| コンポーネント ストアは修復できません | 深刻な破損(再インストール検討) |
実際、私の環境でも「修復できます」と出て実行後にエラーが解消しました。古いアップデートや不要ファイルが溜まっていたようです。
次は、より細かいファイル単位の修復を行うSFCへ進みます。
ステップ③ SFCコマンドでシステムファイルを確認・修復
SFC(System File Checker)は、Windows内部のシステムファイルを検査し、自動で修復します。
まずは「確認のみ」で現状をチェックし、問題が見つかった場合に修復を行う流れが安心です。
🔍 修復前に確認だけする方法
修復せず「チェックだけ」したい場合は、以下のコマンドを使います。
sfc /verifyonly
修復したい場合は、以下のコマンドを使います。
sfc /scannow

| 操作 | 内容 | 所要時間 |
|---|---|---|
| sfc /verifyonly | チェックのみ | 約10分 |
| sfc /scannow | ファイル修復 | 約20分 |
メッセージの見方
| 表示内容 | 意味 |
|---|---|
| 整合性違反を検出しませんでした | 問題なし |
| 整合性違反を検出しました | 破損あり(→ /scannowで修復) |
私も一度このコマンドで「整合性違反あり」と出て、/scannowで無事修復できました。小さな異常も早期発見できます。10〜20分ほど待つと、自動でチェックと修復が完了します。
結果メッセージの意味
| メッセージ | 意味 |
|---|---|
| Windows リソース保護は整合性違反を検出しませんでした | 問題なし |
| 破損したファイルを見つけ、正常に修復しました | 修復成功 |
| 一部を修復できませんでした | DISM → SFCを再実行 |
| 要求された操作を実行できませんでした | 管理者権限で再実行 |
SFCを2回繰り返すと、1回目で失敗しても2回目で成功するケースがよくあります。私もこの方法で修復ログが「正常終了」に変わりました。
実行の順番・作業時間の目安

3ステップは、以下の順番で行うのが最も安全で効果的です。
- 復元ポイントを作成(安全確保)
- DISMでWindowsの基盤を修復
- SFCでファイルを確認→修復
⚡ポイント:DISMとSFCは「順番」が大事。逆にすると修復が失敗する場合があります。
| 操作 | 内容 | 所要時間 |
|---|---|---|
| 復元ポイント作成 | 今の状態を保存 | 約1分 |
| DISM /CheckHealth | 破損チェック | 約1分 |
| DISM /ScanHealth | 詳細スキャン | 約10分 |
| DISM /RestoreHealth | 修復処理 | 約30分 |
| sfc /verifyonly | チェックのみ | 約10分 |
| sfc /scannow | ファイル修復 | 約20分 |
補足:ログの確認場所

修復の結果はログとして保存されています。
不具合の原因を深掘りしたいときに役立ちます。
- SFCログ →
C:\Windows\Logs\CBS\CBS.log - DISMログ →
C:\Windows\Logs\DISM\dism.log
これらをメモ帳で開くと、どのファイルを修復したか確認できます。
✅ まとめ:再インストールの前に試すべき「3ステップ修復」
今回、紹介した内容は以下の通りです。
- 復元ポイントで安全に現状をバックアップ
- DISMでWindowsイメージを修復
- SFCでシステムファイルを確認・修復
- チェック専用コマンド(/verifyonly)も便利
- 修復後は再起動して動作確認を行う
私自身、この手順で何度もWindowsを救ってきました。
再インストールは時間も労力もかかりますが、この3ステップなら20〜30分で元通りにできる可能性が高いです。
「Windowsの不調は再インストールの前に修復」。
これを覚えておくだけで、トラブルの9割は防げます。
ぜひ一度、あなたのパソコンでも試してみてください。

コメント