【完全保存版】Windows11(OS)を丸ごとバックアップ!無料ソフトと復元・トラブル解説

Windows 11を使っていると、突然の不具合やトラブルに備えてOSごと丸ごとバックアップしておくことが大切です。
この記事では 無料で使える代表的なバックアップソフト「EaseUS Todo Backup Free」 を紹介し、復元方法や失敗時のトラブル対処まで詳しく解説します。


目次

なぜWindows11のバックアップに専用ソフトが必要?

「Cドライブをコピーすればいいのでは?」と思う方もいますが、それではWindowsは起動できません。理由は次の3つです。

  • システムファイルは使用中でコピー不可
  • EFIシステムパーティションや回復領域は隠されている
  • ブート情報(MBR/GPT)がコピーされない

➡ つまり、エクスプローラーコピーでは不完全。必ず専用のバックアップソフトを使う必要があります。


隠しパーティションとブート情報とは?

バックアップの際に見落としがちなのが「隠し領域」です。

  • EFIシステムパーティション:PCを起動するための「玄関の鍵」
  • 回復領域:Windows修復ツールが格納された「非常口」
  • MBR/GPT:ディスク全体の地図や住所録

➡ これらを含めてバックアップしないと、復元してもWindowsが起動できません。


EaseUS Todo Backup Free 使い方(初心者向けに最適)

数ある無料ソフトの中でも、EaseUS Todo Backup Free は初心者にも扱いやすいのが特徴です。

特徴

  • システムを丸ごとイメージファイル(.pbd)として保存
  • スケジュール機能で自動バックアップが簡単
  • 緊急USBを作れば、起動不能時も復元可能

バックアップ手順

  1. ソフトを起動
  2. 「バックアップの作成」をクリックする
  3. 「ディスク」をクリックする
  4. 「ハードディスク0」を選択する
  5. 「OK」をクリックする
  6. 「バックアップの保存先を選択」→「ローカルドライブ」→「外付けストレージ」を選択
  7. 「OK」をクリックする
  8. 「今すぐバックアップ」をクリックする

復元手順

  1. ソフトを起動
  2. 「復元」をクリックする
  3. バージョン履歴を指定
  4. 「ハードディスク0」にチェックを入れる
  5. 「次へ」をクリックする
  6. 「ハードディスク0」にチェックを入れる※復元先
  7. 「はい」→実行

➡ 完了後は元通りの環境で起動できます。


復元USB(緊急起動ディスク)の作り方

バックアップを取っても、Windowsが起動できない状況では意味がありません。
そこで必須となるのが「復元USB(緊急起動ディスク)」です。

作成手順(EaseUS Todo Backup Free)

  1. EaseUSを起動 → 上部メニューの「ツール」を選択
  2. 「ブータブルディスクの作成」をクリック
  3. USBメモリを接続し、画面上部の「USB」を選択する
  4. 作成する「USBメモリ」を選択する
  5. 「作成」をクリックする
  6. 警告が出ますが、「作成」をクリックする

作成時の注意点

  • USBメモリは8GB以上を推奨
  • USB内のデータは全て消えるため、事前にバックアップ
  • 作成後は必ずPCをUSBから起動できるかテストしておくことが重要

➡ 緊急起動ディスクを準備しておけば、Windowsが起動しなくても復元可能になります。

復元手順

  1. 緊急USBから起動(再起動中にEscを連打 ※HPパソコンの場合)
  2. 「Boot Menu」を選択する
  3. 「USB Hard Drive(UEFI)」を選択する
  4. 「Enter」を押す
  5. ここからは、上記で解説した復元方法と同様です

※BIOS(UEFI)の画面はHPパソコンの場合です。他メーカーの場合は、やり方を調べてみてください。

➡ 完了後は元通りの環境で起動できます。


バックアップ方式の違い

方式内容メリットデメリット
フルOS・データを丸ごと保存確実・復元が簡単容量大・時間がかかる
増分前回以降の変更だけ保存容量小・高速履歴が壊れると復元不可
差分最初のフル以降の変更を保存フル+差分だけで復元可容量は増分より多い

💡 おすすめ運用例
月1回:フル
週1回:差分
毎日:増分


よくあるトラブルと対処法

  • バックアップが途中で止まる → 保存先の空き容量を確認
  • 復元後に起動しない → BIOSの起動順序をUSBや対象ディスクに変更
  • USBから起動できない → セキュアブートを一時的に無効化

よくある質問(FAQ)

Q1. Windows11をバックアップするのに外付けHDDは必要ですか?

はい。Cドライブやシステム領域を丸ごと保存するためには十分な容量の外付けHDD/SSDが必要です。
最低でも PCの使用容量の2倍以上 を用意すると安心です。

Q2. USBメモリだけでバックアップはできますか?

容量の大きなUSBメモリ(256GB以上)なら可能ですが、書き込み速度や寿命を考えると外付けHDD/SSDの方が安全です。
USBは「緊急起動ディスク」の作成用途で使うのがおすすめです。

Q3. バックアップにどれくらい時間がかかりますか?

PC環境や保存先によりますが、

  • フルバックアップ:30分〜2時間程度
  • 差分や増分バックアップ:数分〜30分程度

Q4. EaseUS Todo Backup Freeと有料版の違いは?

  • Free版:基本的なシステムバックアップ・復元が可能
  • 有料版:クローン機能、メールバックアップ、技術サポートなど追加機能あり

初心者はFree版で十分です。

Q5. 復元したらデータは完全に元に戻りますか?

はい。システム・アプリ・設定を含め、バックアップ時点の状態に完全復元されます。
ただし、バックアップ後に追加したデータは消えるため、定期的にバックアップを取ることが重要です。

Q6. バックアップ後にPCが起動しないときは?

  • BIOSで起動順位をUSBや対象ディスクに変更
  • セキュアブートを一時的に無効化
  • バックアップが正常に保存されているか確認

まとめ:まずはEaseUSから始めよう

Windows11を丸ごと守るなら、まずは EaseUS Todo Backup Free を使ってみましょう。
初心者でも簡単にシステムを丸ごと保存でき、トラブル時も安心です。

👉 大切なのは、定期的にバックアップを取り、復元テストも行うことです。


よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次